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田仲 恭子


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会費の価格設定 ~無料は避けるべき?~

2021-12-09
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会費の価格設定 ~無料は避けるべき?~

 顧客の目は引き付けるけれど、様々な弊害があるとも言われる【値引き】マーケティング。
 では、オンラインサロンの月会費を「無料」にしてしまう事。避けるべきなのでしょうか。
 
サロンを立ち上げたてすぐは、会員数が一気に増えるわけではありません。
そこで、運営者としてはやはり心配になるのが月会費が高いのかな?ということ。
 
入会さえしてくれれば、内容には自信がある。
会員しか使えないECサイトで提供する商品にも自信がある。
…入会さえしてくれれば…ならばいっそ、月会費を期間限定で無料にしてしまった方がいいのではないか。こうした考え方に陥ってしまう運営者さんは決して少なくはありません。
 
しかし…それは良いとはいえません。
その理由は主に2つ。
 
理由1. 一度無料にしてしまうと、有料に移行するタイミングは非常に難しい。
理由2. 会員のモチベーションが低いため、サロン内部も結局は盛り上がることのない幽霊会員ばかりになってしまう。
 
最初の段階で多くの会員を獲得したい!という運営者心理は理解できます。
そこで、スーパーの試食のように期間を設けてオンラインサロンの月会費を無料にし、中身を確かめてもらえればいい。
このような展開になりがちですが、その結果、先に述べたような運営上改善が困難な負の要素が強く出てしまい、その後のサロン運営が非常に難しくなってくるというのが現実です。

実際に、期間限定でオンラインサロンの会費を無料もしくは無料に近い形に設定したサロンオーナーのほとんどが、割引には希望したような効果が無かった・ 失敗だった等と感じているようです。
 
最初の段階で会員数が増えにくいのは、月会費のせいでは無く、単にターゲットにうまく告知が行き届いていない事が原因である場合がほとんどです。
価格を無料設定する前にSNSなどの告知方法、効果などを検討しなおしてはいかがでしょうか。 

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